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まっちゃ


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Sviluppatore SIM Inc.
Libero

金曜の夜、たけしは友人と二人で行きつけの居酒屋で飲んでいた。
見慣れた景色、見慣れた顔。いつもと全く変わらない風景だ。
変わってしまったのは二人で飲んでいるという事だけだ。
「あいつもとうとう結婚しちまったな。いつもは三人で飲んでたのが二人になると寂しいもんだな。」
友人のケンは呟いた。
時間の流れというものは残酷で、置き去りにされてしまう人間も多々いる。
自分たちも進まなきゃいけない。ただその手段がわからないのだ。

ケン「お前と二人で飲むよりも、彼女でも作って飲みに行きたいなぁ」
たけし「出会いも全く無いのに、どうやって彼女を作るつもりなんだ?」
ケン「最近マッチングアプリとか流行ってるだろ?あれ使ってみようぜ。」
たけし「いや、出会えるかわからないアプリに課金するのはちょっとな。。。しかも今すぐ一緒に飲みに行きたいからなぁ。」
ケン「じゃあ、相席系の居酒屋にでも今から行ってみるか?」
たけし「さっき前を通ってみたけど並んでたぞ。行った事あるけど酒も飯もまずい。その上、話が合う子と相席するなんて強運は俺たちには持ち合わせていないと思う。」
ケン「ナンパはどうだ?そこら辺にたくさん人がいるだろう。」
たけし「そんな勇気あるわけ無いだろう。それに断られるに決まってる。」
ケン「無料で複数人で今すぐ近くの人と好きな店に飲みに行けるサービスでもあればなぁ。。。」
たけし「そうだよなぁ。。。しかも話が合う人と飲みに行きたいなぁ。。。」

「・・・ます」

たけし「ん?何か言ったか?」

「・・・あります」

ケン「俺は何も言ってないぞ。でも何か聞こえるな」

「まっちゃがあります!」

ケン「何だお前は!」

「私は茶というものです。まっちゃというアプリをご存知でしょうか?」

茶「わたしはこのアプリがきっかけで45歳年下の女子大生と結婚しました。」
茶「使い方は簡単で、面倒なユーザー登録もございません!」
茶「誰でも簡単に近くの気の合う異性と食事に行く事ができます!」
茶「完全無料なので、サクラなど一切存在しません。」
茶「しかも、1〜20人のグループに対応しています。」
茶「ルールは一つだけです。必ず女性におごってあげてください。」
茶「それ以外は特にありません。常識の範囲内でアプリを使用してください。」

たけし&ケン「「よし、まっちゃやろう!!」」

そしてたけしとケンは無事にまっちゃで会った異性と意気投合。
二人で寂しそうに飲んでいた、たけし&ケンは四人で幸せそうに飲みに行ったのであった。